仮想通貨を学ぶ

【仮想通貨を学ぶ】なぜビットコインは信頼できるのか?

投稿日:2017-03-16 更新日:

ビットコインは、すべての取引が記録される

最初に頭に入れてほしいことがあります。それは、ビットコインは今や世界中で多くの人が毎日使うようになっていますが、「すべての取引が台帳に記録される」ということです。

山田さんがリチャードさんに 0.05 BTC を送った。
陳さんがアンドレアさん 10 BTC を送った。
カルロスさんがミカエルさんに 2.7 BTC を送った。
・・・
・・・
・・・

このような無数のやり取りが「すべて台帳に記録される」んです。よく「ブロックチェーンに記録される」と言っている人がいる気がしますが、台帳に記録されると言うほうがより正確だと思います。

ビットコインは仮想通貨ですからこの台帳は分厚い紙(ノート)ではもちろんなくて、ビットコインネットワークに接続された数多くのコンピュータがそれぞれ電子的データとして保持しています。

この台帳のことを distributed ledger (日本語だと「分散型台帳」だと思う) と呼びます。

分散型と聞くと、「1冊の大きな台帳を細かく切り刻んで小分けにして、それをビットコインネットワークの参加者が自分の持ち分だけ保持する」というように思えるかもしれませんが、そうではなく「完全な1冊の台帳を参加者がそれぞれ保持している状態」のことを分散型と表現しています。

ビットコインは今もリアルタイムに取引が盛んに行われていますが、これらすべてをリアルタイムに記録に残しながら、コンピュータ間で台帳が違ったものにならないように同期を取る作業を延々と行っています。ソフトウェア的にこれが可能になっています。

ちなみにすべての取引が電子的に記録されるのだとしたらそのデータ量ってどんだけよ?と思われたでしょうか。すでに 105000 MB 以上のサイズになっていますから、ギガになおすと 105 GB は超えていることになります。

ビットコインネットワークにコンピュータを繋いでマイニングを始める人は最初にこの台帳をダウンロードする必要がある(しなくても良いやり方もありますがそれは省略します)のですが、ダウンロードするだけで何日かは必要になるほどの大きさにすでに達しています。

台帳のサイズは こちらのページ で確認していただけます。

ビットコインネットワークには数の力がある

世界中のマイナーがインターネットに接続した無数のコンピュータが最新状態の台帳をそれぞれ個別に持っているわけですから、その中の1つや2つのコンピュータが壊れたり、サイバーアタックであっちこっち攻撃されたりしてもビットコインネットワーク全体がダウンすることはありえないと考えられています。

分散型台帳システムが強いとされている理由の1つはこの「数の力」があるためです。ちょっとやそっと壊れたくらいでは、他の人も同じ台帳をもっているわけですから全体としてみると問題ない=とても頑丈な仕組みになっている点を抑えておきましょう。数=強さ=信頼性につながっています。

ブロックが一直線につながっていくからブロックチェーン

ここで少しビットコイン用語をまとめておきましょう。

・1つ1つの取引のことを transaction (日本語でもトランザクション) と言う
・複数のトランザクションが1つのブロックの中に入れられる
・ブロックができたら、1つ前のブロックの上に重ね合わせるようにして電子的にくっつけられる
・ブロックは1つ前のブロックの上に、その次のブロックはその更に上に直列にくっつけられる
・ブロックが鎖(チェーン)で繋げられているみたいだからブロックチェーンと呼ぶ(たぶん)

ブロックを四角い積み木だと捉えると良いでしょう。その四角い積み木の中にはトランザクションがたくさん詰め込まれています。積み木と積み木が鎖でくっつけられます。輪っか状態の数珠ではなくて一直線状態の数珠と考えればわかりやすいでしょうか。

この連なりがずっと続いていきます。この記事を書いている 2017 年 3 月 16 日現在、すでにブロックの数は 45 万個を超えています。

台帳の正体は、このブロックが一直線上に連なったものです。なんだかロマンがありますね。

こちらのページ の「ブロック高」が、今現在何個のブロックがくっつけられているかを表しています。お時間のあるときに見てみてください。

ビットコインはコインをやり取りしているわけではない

ビットコインはコインそのものを送っているのではなく、

・A さんの残高がこれだけ減った
・B さんの残高がこれだけ増えた

という情報を1つのトランザクションとして台帳に記録しています。※かなり簡素化した表現です。

たとえとして、斉藤さんが今 1 BTC だけを持っていてそれを唐沢さんに送る場合を想定します。この場合、「1 BTC を送る」と言うのではなく、

・斉藤さんのビットコイン残高を 1 BTC 減らす。残高はゼロになる。
・その減った 1 BTC を唐沢さんのものにする
・結果として、唐沢さんのビットコイン残高が 1 BTC 増える

と表現することもできます。

なんだかまどろっこしいですね。でも、こういう形式の情報がビットコインの台帳に記録されていきます。これが正しく記録されていくから「斉藤さんが唐沢さんに 1 BTC 送金した」と言うことができるわけです。

実際にビットコインを送ったわけじゃなく、台帳上の操作・記録によって 1 BTC を送ったものとして通用している。というのが正解だと思います。

ビットコインは現物通貨で言うところのお札や硬貨が存在していません。現物通貨の場合はちゃんと相手にその物体(お札 or 硬貨)を相手に渡さないと怒られます。

しかしビットコインは仮想のものですから、「台帳上の操作をもってしておカネを渡した」と扱うことができます。「仮想通貨」と呼ばれる理由がここにもあると言えるでしょう。

トランザクションも前のトランザクションとつながりがある

ブロックと同じようにというわけではありませんが、実はビットコインの1つ1つの取引=トランザクションもその直前の取引と関連性を持っています。

ここで当たり前の話からまた説明を続けさせていただきます。

僕がビットコインを使おうと思ったら、まず僕はビットコインを手に入れないといけません。当たり前ですよね。先ほどの話になぞらえると、

・誰かのビットコイン残高が減らされて
・その減らされたビットコインが僕のものになるから
・結果として僕のビットコイン残高がゼロからプラスになる

という流れです。

実際には、「僕が誰かにお金を払ってビットコインをその人から買う」ことによって、上記が起こることが一般的でしょう。

この理解を元に次の説明に進めます。ややこしい話ばかりで恐縮ですが再度さきほどの斉藤さんと唐沢さんの話にもどります。

斉藤さんが唐沢さんにビットコインを送る前には「必ず」

・誰かのビットコイン残高が減らされて
・その減らされたビットコインが斉藤さんのものになるから
・結果として斉藤さんのビットコイン残高がゼロからプラスになる

という取引が行われています。

これを「取引1」と定義します。そして、斉藤さんが唐沢さんに 1 BTC を送った取引を「取引2」と定義します。

ここでやっと「トランザクションも前のトランザクションとつながりがある」という話に入ります。

実は、取引2が実行される際に、取引1のデータが使われます。具体的には、「取引1のデータからしか数学的に生み出せないデータ」が取引2に織り込まれます。

すべての取引はビットコインネットワーク上に広報される仕組みになっていて、複数のコンピュータが数学的計算を行って、

「取引2に、取引1のデータからしか数学的に生み出せないデータが使われていること」を検証します。

この検証でオッケーが出てはじめて取引2が完了することになります。この瞬間に、「この取引2により斉藤さんのビットコイン残高は 1 BTC 減った」ことがビットコインネットワーク上で周知の事実になります。

ここで仮に斉藤さんが急に悪人になって不正をしてやろうなんて考えたとします。たとえば「さっき唐沢さんに送った 1 BTC をなかったことにして、他の誰かにもう1回送ってやろう」なんてインチキをしようと悪だくらみをしたとします。

しかしこれは数学的にできない仕組みになっています。なぜならビットコインを送る以上、それはビットコインネットワーク上でしか実行できないわけです。当たり前の話ですね。

さきほどビットコインネットワークに参加している世界中のコンピュータがすべての取引が記録された台帳を常に最新化している話をさせていただきました。斉藤さんがいくらビットコインネットワーク上で悪事を働こうとしたところで、「あんたの残高はもともと 1 BTC でさっきその 1 BTC を送っちゃってるからもう送金できませんよ」ということが合意されてしまっているんです。

この合意はだれがやっても同じ答えになる数学的計算結果に基づいているわけですからひっくり返すことはできません。これが「トランザクションも前のトランザクションとつながりがある」ということです。このようにしてビットコインの信頼性が担保されています。

長くなってしまいました。

ビットコインの信頼性については他にも書くことがあるのですが今日はここで一区切りにしておきます。

これからもわかりやすくビットコイン、仮想通貨のことを書いていこうと思いますのでお楽しみに!

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